歯原性菌血症

 菌血症とは簡単に言うと細菌が血液の中に入り込んだ状態の事を言います。

特に口の中の菌(虫歯菌や歯周病菌)が入り込んだもを歯原性菌血症と言います。

人体には膨大な数の細菌たちが棲みついています。(その数100兆個~1000兆個、重さにして、なんと1.5㎏~2㎏!!)

いずれにせよ口腔内でも腸内でも、細菌は組織の表面に棲みついているもので、体内に入ってしまっている状態というのは異常事態なのです。

ところが、虫歯や歯周病にかかっていると、この異常事態が簡単に起こってしまうのです。

虫歯によってできた穴や、歯周病によって炎症を起こしてしまった歯肉は体内への菌達の入り口になってしまうからです。

ケガをすれば体内に菌が入り込んだりしますが、傷が治れば危険はなくなります。

一方で虫歯や歯周病はそのままでは自然に治ったりしません。いうなれば、治らない傷が常にあるようなものなのです。しかも周りは悪玉菌の宝庫なので、歯原性菌血症は比較的容易に発生するのです。 

そして、大量の菌が侵入して重い全身症状を表すのが敗血症です。敗血症は急激に症状が進む致命的な病気です。

最近、歯原性菌血症は血管の老化を進める主な要因であることがわかってきたんです。

結果として、心筋梗塞や、脳梗塞にもなってしまいます。

 

 

 

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