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胎児へのフッ素の影響
フッ素で自分の歯を強くしたいのはやまやまだけど、おなかの中の赤ちゃんは大丈夫なの?
という心配がありますよね!
結論から言うと大丈夫です。
アメリカなどは通常の水道水の中にフッ素が添加されています。(水道水フロリデーションといいます)添加するように法律で決まっています。1945年に始まっているので、70年以上の歴史があります。当然その地域には妊婦さんもいるわけで、でも、胎児に対する悪影響や、死産、新生児の死亡率が増加するなどという報告はありません。
歯が作られる時期に過量のフッ化物を摂取すると歯のフッ素症(=斑状歯)になることがありますが、
乳歯にはほとんど現れることはないんです。
どうしてかというと、乳歯が作られている時期というのは赤ちゃんがまだお腹の中にいる時期で、その時期は胎盤がフィルターになっていてくれて、赤ちゃんに対して害が起こらないようになっているんです。
注)ただし、生まれてから4歳くらいまでは前歯が作られている時期なので過剰なフッ素の摂取は避けたほうがいいです。(もう守ってくれる胎盤がないからです。)
ヒント)アメリカや英国ではフッ化物は健康を維持増進するのに必要不可欠な栄養素と認められていて、年齢別に一日の摂取すべき目安量と上限量とが定められています。
日本の乳幼児のフッ化物総摂取量はアメリカの設定した量(目安量)のおよそ半分なんです。さらに学童期、成人期においてもこれらの基準(目安量)に達していないんです。
つまりそもそもフッ素を摂取している量が少ないんです。
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